田中将大(たなか まさひろ、1988年11月1日生まれ)は、日本プロ野球(NPB)およびメジャーリーグベースボール(MLB)で活躍したプロ野球選手(投手)である。宮城県東松島市出身。東北高校時代から並外れた速球と制球力で注目を集め、2006年の高校野球選手権大会ではエースとしてチームを準優勝に導いた。2007年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受け、同年に入団。新人ながら開幕投手を務め、プロ初先発初勝利を記録するなど、球団の顔として急成長を遂げた。 NPB在籍6年間で最優秀防御率、最多勝利、自責点率1点台といった数々のタイトルを獲得し、2013年には24勝0敗という前人未到の無敗記録を打ち立てた。この年のシーズン防御率は1.27で、パシフィック・リーグ主要投手部門を席巻。シーズン終了後、ポスティング制度を利用してニューヨーク・ヤンキースと7年総額1億5500万ドルの契約を結び、米大リーグへ挑戦した。 ヤンキース移籍後は先発ローテーションの柱として活躍。2014年のメジャー初年度から16勝を挙げ、オールスターにも選出された。ポストシーズンでは地区シリーズおよびリーグチャンピオンシップシリーズで好投を見せ、2015年にはワールドシリーズ進出に貢献した。特に速球にスプリット、スライダーを交えた投球で三振を奪い、ヤンキースファンのみならず、日本のファンからも熱い支持を受けた。 2019年シーズン終了後にFA権を行使し、古巣・楽天に9年ぶりに復帰。復帰初戦では感慨深いマウンドとなったが、安定した投球でチームを勝利に導いた。楽天復帰後も2019年と2022年に二度の最多勝を獲得し、楽天のエースとして君臨している。東日本大震災後の地元復興支援活動やチャリティーイベントにも積極的に参加し、地域社会への貢献度も高い。 プロ通算成績はNPBで109勝59敗・防御率2.30、MLBで78勝46敗・防御率3.74(2023年終了時)。彼の投球スタイルは「高い三振奪取能力」と「抜群のコントロール力」を武器とし、スプリットフィンガードファストボール(フォークボールに近い変化球)を得意とする。精神面でも冷静沈着で、国際舞台でも強心臓を発揮する姿勢が多くの後進に影響を与えている。
特長一覧 ・生年月日:1988年11月1日 ・出身地:宮城県東松島市 ・投球タイプ:右投右打、先発投手 ・主な球種:フォーシーム、スプリット(フォーク)、スライダー、カーブ、チェンジアップ ・プロ初登板:2007年4月3日(対北海道日本ハムファイターズ戦) ・NPB通算成績:109勝59敗、防御率2.30(2013年まで) ・MLB通算成績:78勝46敗、防御率3.74(2019年まで) ・タイトル:最多勝、防御率1位、最優秀防御率、オールスター選出(MLB)
参考文献・URL 1. Wikipedia「田中将大」https://ja.wikipedia.org/wiki/田中将大 2. 東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト 選手プロフィール https://www.rakuteneagles.jp/team/player/detail/20.html 3. MLB公式サイト Player Page Masahiro Tanaka https://www.mlb.com/player/masahiro-tanaka-457705 4. Baseball-Reference「Masahiro Tanaka」https://www.baseball-reference.com/players/t/tanakma01.shtml 5. 日本野球機構(NPB)選手名鑑 https://npb.jp/bis/players/11615130.html 6. ESPN選手紹介(英語)https://www.espn.com/mlb/player/_/id/31529/masahiro-tanaka