Project Winter(プロジェクト ウィンター)とは、雪に閉ざされた極寒のサバイバル環境のなかで、プレイヤー同士が「生存者チーム」と「裏切り者チーム(トレイター)」に分かれて戦う、ソーシャルディダクション要素を持つマルチプレイヤーゲームです。最大8人(Steam版では8人まで、コンソール版では同様)のプレイヤーが同一マップに降り立ち、生存者は通信施設を修理して救助を呼び、生還を目指します。一方、トレイターは生存者の足並みを乱し、協力関係を破壊しつつ、最終的に生存者を全滅させることが目的です。
【ゲームの概要】 Project Winter は 2019年12月に正式リリースされ、Other Ocean Interactive(開発)とIceberg Interactive(パブリッシャー)により展開されています。Steam、PlayStation 4/5、Xbox One/Series X|S、Nintendo Switch といった主要プラットフォームに対応し、クロスプレイにも部分対応しています(プラットフォーム間でのマッチング可否は要確認)。
ゲーム開始時に各プレイヤーにはランダムで役割が割り振られ、生存者は「通信塔の修理パーツ」を調達して回線を確立するために、各地に点在する「資材集積ポイント」を訪れる必要があります。資材を集めるには「斧」や「ピッケル」などの工具を使って木を切り倒したり氷を掘り出したりするほか、建築要素で簡易シェルターやトラップを設置することも可能です。一方、トレイターは生存者の行動を妨害するため、道具を隠したり通報を増やしたり、さらには毒入りのアイテムを仕掛けていきます。
【コミュニケーションと心理戦】 Project Winter の特徴的な要素が「ボイスチャット」と「テキストチャット」の存在です。特にボイスチャットは「近接ボイスチャット」+「プライベートボイスチャット」の二重構造を持ち、距離が離れると声が聞こえにくくなったり、特定の相手とだけ会話したりといった駆け引きが発生。生存者同士は連携を取って作業を進める必要がありますが、トレイターは味方を欺いて孤立させたり、偽情報を流して混乱を誘ったりします。会議(ミーティング)機能を使うと誰でも通報を行えるため、疑いの目を向け合う極度の緊張感が楽しめます。
【モードとリリース状況】 ・正規リリース後は「カスタムゲーム」機能や「ランクマッチ」などの追加要素が実装。 ・シーズン制は取らず、定期的なアップデートで新マップ、新スキン、新イベントが配信されている。 ・DLC「Project Winter:Extra Communication Expansion Pack」では追加の通話方法やUI改善が行われた。
【まとめ】 Project Winterは、雪山の過酷な環境と「誰が味方で誰が裏切り者か分からない緊張感」が共存した、極めてユニークなサバイバル×ソーシャルディダクションゲームです。協力プレイの楽しさと疑心暗鬼の心理戦が高度にミックスされており、プレイヤー同士でのコミュニケーションがゲームの成否を左右します。友人同士でプレイすれば盛り上がること必至の一本です。
特徴一覧 – 近接/プライベートボイスチャットによるリアルタイムの会話駆け引き – 最大8人のマルチプレイヤーマッチで役割(生存者/トレイター)を隠匿 – サバイバル要素(資材集め、クラフト、トラップ設置)と修理ミッション – 緊張感あふれる通報システム&会議機能での心理戦 – クロスプラットフォーム対応やカスタムゲームでの自由設定 – 定期アップデートによる新コンテンツ(スキン、イベント、DLC)
参考文献(日本語/英語サイト) 1. Steam「Project Winter」公式ページ https://store.steampowered.com/app/774861/Project_Winter/ 2. 公式サイト(Iceberg Interactive) https://iceberg-games.com/games/project-winter/ 3. Wikipedia(日本語) https://ja.wikipedia.org/wiki/Project_Winter 4. IGN「Project Winter」レビュー記事 https://www.ign.com/articles/project-winter-review 5. ファミ通.com「Project Winter」(日本語記事) https://www.famitsu.com/news/201912/04187353.html 6. Game*Spark(ゲームスパーク)「Project Winter」紹介記事 https://www.gamespark.jp/article/2019/12/05/93217.html