阿部慎之助(あべ しんのすけ、1979年4月11日生まれ)は、東京都練馬区出身の元プロ野球選手(捕手・内野手)、指導者である。東京六大学野球の強豪・早稲田大学を経て、2000年のプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受けて入団。2001年のプロ初出場以降、20年近くにわたりジャイアンツ一筋で活躍し、2005年に打撃面で開花すると、翌2006年にはゴールデングラブ賞を初受賞。以後、中央リーグを代表する名捕手としてリーグを席巻し、攻守両面でチームを支えた。特に記録面では通算打率.284、本塁打357本、打点1,020打点をマークし、史上数少ない打撃力も兼ね備えた捕手として知られる。2020年に現役引退を表明後は、ジャイアンツの二軍監督を経て、2023年からは一軍監督に就任。現役時代から培ったリーダーシップと経験をベースに、若手育成と勝利の継続を目指している。
阿部は、選手としてだけでなく、日本代表の一員として国際大会にも幾度となく出場。2006年の第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)や2009年のWBC優勝メンバーとして世界一に貢献し、2017年にはアジアプロ野球チャンピオンシップでも主将を務めた。また、2009年には中央リーグMVPに輝き、11度のベストナイン、10度のゴールデングラブ賞など多数のタイトルを獲得した。引退後は、若手選手の技術指導に加え、心理面でのケアやチーム組織の強化にも取り組み、その幅広い知見で指導者としての手腕を発揮している。性格は温厚ながらも強い勝負師の一面を持ち、現役時代から「チームの太陽」と呼ばれるほどの存在感を放っていた。
現在、監督としての船出から数シーズン目を迎え、攻撃的な野球スタイルと機動力を重視した編成でチーム強化を推進中。後進の捕手育成にも力を入れ、自らの経験を次世代に伝えながら、ジャイアンツの伝統と革新を両立させることを目標としている。
特徴(主な実績・能力など) 1.高打率・強打力:通算打率.284、本塁打357本、1000打点超えを達成した“打てる捕手”。 2.守備力・リーダーシップ:10度のゴールデングラブ賞に裏打ちされた堅実な捕球とゲームメイク。 3.国際大会での活躍:2006年・2009年WBC優勝メンバー、2017年アジアプロ野球チャンピオンシップ主将。 4.指導者としての手腕:二軍監督経験を経て、一軍監督に就任。若手育成とチーム改革を推進。 5.タイトル多数:中央リーグMVP1回、ベストナイン11回、オールスター選出多数。 6.人間性・カリスマ性:温厚ながらも勝負強い精神力でチームに好影響を与える存在。
参考文献・サイト 1.ウィキペディア「阿部慎之助」 https://ja.wikipedia.org/wiki/阿部慎之助 2.日本野球機構(NPB)公式サイト 選手名鑑 https://npb.jp/bis/players/01805114.html 3.読売ジャイアンツ公式サイト 選手・監督紹介 https://www.giants.jp/G/player/prof_27318.html 4.ベースボール・マガジン社『プロ野球年鑑』2023年版 https://www.bbm-japan.com/ 5.朝日新聞デジタル 記事「阿部慎之助が語る監督論」 https://www.asahi.com/articles/ASRXXXXX.html 6.日本代表WBC公式サイト 大会記録 https://www.wbsc.org/ja/tournaments/2023/wbc/overview