上原浩治(うえはら・こうじ、1975年4月3日生まれ)は、日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグベースボール(MLB)の両方で活躍した元プロ野球投手です。福岡県北九州市出身で、福岡工業大学附属城東高校からドラフト外で読売ジャイアンツに入団。1999年に一軍デビューを果たすと、制球力の高さと独特の変化球を武器に頭角を現しました。2004年には中継ぎ投手としてリーグ優勝に貢献し、同年の日本シリーズでも活躍。NPBでの実績を買われ、2009年オフにポスティングシステムを利用してMLBボルチモア・オリオールズへ移籍しました。
MLB1年目は先発・中継ぎを兼務し、4勝3敗・防御率2.66の好成績を残しました。その後、テキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックスと渡り歩き、特に2013年のレッドソックスではクローザーとして世界一(ワールドシリーズ制覇)に大きく貢献。ポストシーズンでは12試合に登板し無失点、チームを37年ぶりの優勝に導きました。この年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ(ALCS)第6戦では最後のイニングを三者凡退に抑え、「敗色濃厚」の状況からチームを救ったことが語り草となりました。
2014年オフに契約満了となり、2016年に古巣・読売ジャイアンツへ復帰。帰国後も高い実力は衰えず、最速150km/hを超える速球とスプリッターで要所を締め、リリーフとして重要な役割を担いました。2018年シーズン限りで現役引退を表明し、引退試合では多くのファンから惜しまれつつマウンドを降りました。引退後は野球解説者や指導者としても活動し、その豊富な国際経験を若手育成に生かしています。
上原浩治のキャリアは、選手個人の努力だけでなく、日本とアメリカという二つの異なる野球文化の架け橋としての役割も担いました。プロ野球界における国際派投手の先駆けとして、多くの後輩投手に影響を与え続けています。高い制球力と的確な球種選択、そしてメンタルの強さを併せ持つ投球スタイルは、現代の「勝利を確実にするリリーフ像」を体現したものと言えるでしょう。
■主な特長(フィーチャー) ・スプリットフィンガーファストボール(スプリッター)を得意とし、落差のある変化で打者を翻弄 ・シンカー(シンキングファストボール)やツーシームを駆使し、低めに集める制球力 ・ポストシーズンでの登板機会が多く、メンタルの強さと勝負強さを発揮 ・長身(183cm)ながら柔らかい腕の振りで繊細なフォームを実現 ・牽制球やボール先行になりがちな場面での修正能力が高く、四球を厳しく抑制 ・日本と米国で合計20年以上のプロ経験を持つ国際派選手
■参考文献・URL 1. 「上原浩治」 Wikipedia 日本語版 https://ja.wikipedia.org/wiki/上原浩治 2. NPB公式選手情報「上原浩治」 https://npb.jp/bis/players/01005182.html 3. MLB公式サイト「Koji Uehara Statistics」 https://www.mlb.com/player/koji-uehara-433050 4. ボストン・レッドソックス公式「Koji Uehara Player Bio」 https://www.redsox.com/team/player-bios/koji-uehara 5. 読売ジャイアンツ公式「上原浩治 プロフィール」 https://www.giants.jp/G/player/profile_272.html 6. Baseball Reference「Koji Uehara Stats」 https://www.baseball-reference.com/players/u/ueharko01.shtml 7. The Japan Times「Uehara shines in crucible of postseason pressure」 https://www.japantimes.co.jp/sports/2013/10/24/baseball/mlb/uehara-shines-in-crucible-of-postseason-pressure/
