ヤマザキマリ(山崎 麻里)は、日本の漫画家・エッセイスト・脚本家として知られ、イタリアを拠点にグローバルな創作活動を展開しています。代表作『テルマエ・ロマエ』では、古代ローマ人の公衆浴場設計士ルシウスが現代日本の銭湯にタイムスリップするという奇想天外な設定を通じて、文化の違いをユーモアたっぷりに描き出し、国内外で高い評価を獲得しました。以後も歴史や文化をテーマにした作品を次々と発表し、漫画というメディアの可能性を大きく広げています。
ヤマザキは1967年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部で西洋文学を学んだ後、イタリアに留学。フィレンツェ大学で美術史も専攻し、ルネサンス以前の南イタリア美術や建築に深い関心を抱きました。1992年に帰国して漫画家デビューを果たし、雑誌『ビックコミックスピリッツ』(小学館)などで連載を重ねるうちに、その知的好奇心あふれる作風が読者の注目を集めます。
2008年に連載を開始した『テルマエ・ロマエ』は、単行本化の際に「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。さらにアニメ化・映画化もされ、イタリア・ベルリン・ニューヨークなど国外の映画祭に出品・上映されました。これにより「日本の銭湯文化を世界に伝える漫画家」として国際的にも広く知られるようになります。
そのほか歴史エッセイ漫画『マエストロ・ゼロ』『歩くひと』、ノンフィクション『かくかくしかじか』『サン・ピエトロ大聖堂』など、多彩なジャンルで活躍。日本とイタリア双方の出版社から本を出し、漫画に留まらずエッセイ、テレビ番組の脚本、講演、文化イベントの企画など活動範囲を拡大しています。
私生活では2児の母でもあり、自伝的エッセイを通じて仕事と子育ての両立、異文化との付き合い方について率直に語るなど、女性クリエイターのロールモデルとしても注目されています。また大学講師や国際シンポジウムのスピーカーとして招聘されるなど、「漫画家」という枠を超えた文化人として多方面で活躍中です。
以下にヤマザキマリの主な特徴をリストアップします。
・本名:山崎 麻里(やまざき まり) ・生年月日:1967年5月9日 ・出身地:東京都 ・学歴:早稲田大学第一文学部西洋文学科卒、イタリア・フィレンツェ大学美術史科留学 ・デビュー作:『サムライジャック』(復刻版/短編) ・代表作:『テルマエ・ロマエ』『かくかくしかじか』『マエストロ・ゼロ』『歩くひと』『サン・ピエトロ大聖堂』 ・受賞歴:文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2008年)、手塚治虫文化賞短編賞ノミネートほか多数 ・作風の特徴:歴史・文化をベースにしたユーモアと知的好奇心あふれるストーリーテリング
参考文献・情報源(いずれも日本語) 1. Wikipedia「ヤマザキマリ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヤマザキマリ 2. 早稲田大学インタビュー「ヤマザキマリさんに聞く 漫画と異文化」 https://www.waseda.jp/top/news/62215 3. 朝日新聞デジタル「漫画家ヤマザキマリさんインタビュー」 https://www.asahi.com/articles/ASM6H6J7KM6HUTIL019.html 4. プレジデントオンライン「仕事も子育ても楽しむ〜ヤマザキマリ流ライフデザイン」 https://president.jp/articles/-/13939 5. NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀『ヤマザキマリ』」 https://www.nhk.jp/p/professional/ts/9L5Z9W3RQ7/ 6. 著者公式サイト(出版社プロフィール) https://www.futabasha.co.jp/introduction/html/17.html
