マダニとは、クモ形目に属する節足動物の一種で、約900種類以上が知られています。主に草木などの植物や、哺乳動物などの動物に寄生する血液を吸う寄生虫です。日本にも多くの種類が生息しており、人や動物に寄生することで、感染症を引き起こすことがあります。
マダニの特徴は以下のとおりです。
1.小型の虫で、成虫の全長は数mm~数cm程度。体は丸みを帯びており、6本の足を持っています。 2.吸血する際には、ヒトや動物の皮膚に穴を開け、口針を挿入して血液を吸います。 3.主に春から秋にかけて活動が活発で、特に草むらや林などの自然に多く生息します。 4.寄生することで、感染症を引き起こす可能性があります。特に、クマダニによる「日本紅斑熱」や、日本固有の病気である「重症熱性血小板減少症候群」などがよく知られています。 5.虫嫌いな方にとっては、見た目が不気味で恐怖を感じることがあるかもしれません。
マダニに関する参考文献は以下の通りです。
1.「マダニについて」:国立感染症研究所ウェブサイト(https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/related-articles/2814-tick.html) 2.「日本産マダニの分類学的研究」:日本寄生虫学会誌(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspt1984/46/2/46_2_143/_article/-char/ja/) 3.「マダニ感染症の疫学と対策」:日本獣医師会雑誌(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma/55/2/55_2_89/_pdf/-char/ja) 4.「マダニについてのQ&A」:厚生労働省ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/yakuzai/zokuhen/sanwa/tick_qa_01.html) 5.「マダニに注意しよう」:環境省ウェブサイト(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/tick.html)