ルー・トリビーノとは、メジャーリーグベースボール(MLB)に所属するアメリカ出身のプロ野球選手であり、主にリリーフ投手として活躍しています。1991年2月12日生まれ、カリフォルニア州フレズノ出身。オークランド・アスレチックスでブレイクした後、2021年オフにニューヨーク・ヤンキースへ移籍し、以降はブルペンの要として安定した投球を見せています。
トリビーノは大学時代にベーカーズフィールド大学でプレーし、2012年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから9巡目指名を受けプロ入りしました。マイナーリーグを経て2016年にメジャーデビュー。同年はセットアッパーとして起用され、最速約99マイル(約159キロ)のフォーシームを武器に打者をねじ伏せました。2018年にはクローザーも経験し、シーズン終盤には30セーブ以上を挙げる活躍を果たしています。
投球フォームはオーバースロー気味のサイドスローで、体重移動がスムーズかつテイクバックがコンパクトなため疲労を抑えつつ威力ある直球を投げ込めるのが特徴です。変化球はスライダーとチェンジアップが主体で、いずれも棒球系ではなく横の変化が効くタイプです。特にスライダーはワンバウンドしそうな鋭い落差でボールゾーンから外角を切り裂く投球が持ち味で、右打者のアウトコース低めを狙うピッチングに秀でています。
ヤンキース移籍後もセットアッパーあるいはロングリリーフとして重宝され、2019年から2022年までは平均して70試合以上に登板。被本塁打率を抑えつつ四球も少なめにコントロールできるため、マウンドでの安定感はチームメイトから厚い信頼を得ています。2023年には自身初のオールスター選出こそ逃したものの、終盤の混戦を支えるブルペンリーダーとしてキャリアハイに近い防御率をマークしました。
オフにはカリフォルニア州に家族とともに帰省し、地元の野球教室で子どもたちに投球指導をするなど地域貢献にも意欲的です。アメリカン・リーグの強豪であるヤンキースのブルペン投手として、将来はクローザー転向やメジャー通算100セーブ到達も十分に期待されています。
<特徴(主なスペック)> ・ポジション:リリーフ投手(主にセットアッパー) ・投打:右投右打 ・最速球速:約99マイル(約159 km/h) ・武器球種:フォーシーム、スライダー、チェンジアップ ・制球力:四球率が低く、コーナーへの投球精度が高い ・役割:セットアッパー/ロングリリーフ、状況に応じてクローザーも経験 ・メジャーデビュー:2016年(オークランド・アスレチックス) ・背番号:58(オークランド)、48(ヤンキース) ・プロフィール:1991年2月12日生まれ、カリフォルニア州フレズノ出身
<参考文献・情報源> 1. Wikipedia「ルー・トリビーノ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ルー・トリビーノ 2. MLB公式サイト「Lou Trivino Stats」 https://www.mlb.com/player/lou-trivino-608703 3. Baseball-Reference.com「Lou Trivino」 https://www.baseball-reference.com/players/t/trivilo01.shtml 4. ニッカンスポーツ「ヤンキース・トリビーノ、移籍後の活躍」 https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/… 5. MLB Japan「2019年チームリリーフ陣分析」 https://www.mlbjapan.com/news/detail/… 6. USA Today「Athletics’ Lou Trivino Emerges as Elite Reliever」 https://www.usatoday.com/story/sports/mlb/athletics/…