デスキスゲームとは、いわゆる“デスゲーム(Death Game)”と“キス”という要素を組み合わせた参加型パーティーゲーム(または心理戦ゲーム)です。プレイヤーのうち一人または複数が「死神役」として秘密裏に選ばれ、彼らは夜のフェーズにおいて特定のプレイヤーに“キス”をすることで「死亡」させます。昼のフェーズでは全員で話し合いと投票を行い、「死神役」だと疑われる人物を追放(ゲームから脱落)させます。最終的に死神役をすべて見つけ出すか、逆に死神役が一定数のプレイヤーを“キス”によって脱落させれば、ゲーム終了となります。以下、詳しく説明します。
【ゲームの流れ】 1. 役割決め:プレイヤー(通常6人以上推奨)の中からランダムに1~2名を「死神役」として決定し、残りを「市民役」とします。 2. 夜のフェーズ:参加者は目を閉じ、死神役のみ目を開けます。死神役はそっと獲物となるプレイヤーに近づき、軽くキスをします。その相手は“死亡”として夜の間にゲームから脱落します。 3. 昼のフェーズ:全員で誰が死神役かを話し合い、投票によって最も票を集めた人を処刑(追放)します。処刑された人はゲームから離脱します。 4. 1~3を繰り返し、死神役が全員追放されれば市民側の勝利、逆に市民側が一定数以下になったり、死神役の数が市民側と同数または多数になった場合は死神側の勝利です。
デスキスゲームは、人狼ゲームやロシアンルーレットの緊張感に“キス”という親密かつドキッとする要素を加えた点が最大の特徴です。以下、主な特徴をまとめます。
【デスキスゲームの主な特徴】 ・役割の秘密性:死神役は夜の間だけ役割が分かるため、市民側は誰が死神かを推理しながら進める必要がある。 ・キスによる“死”:通常は銃や包丁ではなく“キス”という一見無害な行為が“殺害”を意味し、ギャップによる恐怖や興奮を生む。 ・昼夜フェーズ制:昼の話し合いと夜の行動という二段階構成で、心理的なアップダウンと駆け引きを演出。 ・投票と追放:昼フェーズでの投票により、疑わしい人物を追放できるが、誤投票によって市民側が不利になる危険がある。 ・コミュニケーション重視:プレイヤー同士の会話や表情読み取りが勝敗を大きく左右し、社交的な要素が強い。 ・人数やルールの拡張性:参加人数を増減したり、役職を追加(医者、予言者など)してバリエーションを楽しめる。 ・演出効果:部屋を薄暗くしたり、BGMを流したりすることでホラー感や緊張感を高められる。
デスキスゲームはルール自体が比較的シンプルながら、夜の“キス”というシチュエーションから生まれるドキドキ感と、昼の議論による読み合いの面白さを併せ持っています。パーティーゲームや合コン、オフ会など、参加者同士の距離感を縮めつつスリルを味わいたい場合に向いています。また、ルールや役職を自由にカスタマイズできるため、自作シナリオを考えて楽しむことも可能です。
参考文献・参考サイト(日本語) 1. ニコニコ大百科「デスゲーム」 https://dic.nicovideo.jp/a/デスゲーム 2. Wikipedia「人狼ゲーム」 https://ja.wikipedia.org/wiki/人狼ゲーム 3. Wikipedia「ロシアンルーレット」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ロシアンルーレット 4. Wikipedia「キス」 https://ja.wikipedia.org/wiki/キス 5. GIGAZINE「リアルで死と隣り合わせの“デスゲーム”10選」 https://gigazine.net/news/20150711-death-game/ 6. Qiitaコミュニティ「パーティーゲーム:夜の殺人者ゲームまとめ」 https://qiita.com/tags/party_game (関連記事多数掲載)
