艦これ(艦隊これくしょん ―艦これ―)は、2013年4月にDMM.comおよびKADOKAWA(角川ゲームス)が共同開発・運営を開始したブラウザゲームです。プレイヤーは「提督」として、歴史上の日本海軍の艦船をモチーフにしたキャラクター(「艦娘(かんむす)」)を収集・育成し、編成した艦隊で海域を攻略していきます。ゲーム内には駆逐艦・軽巡洋艦・重巡洋艦・戦艦・空母・潜水艦など、実在した艦種・艦名をベースにデザインされた多彩な艦娘が登場し、それぞれ固有のイラスト・ボイス・ステータスを持ちます。

ゲームシステムは大きく「艦娘の収集・改造」「艦隊の編成と遠征」「海域の出撃・演習」「資源(燃料・弾薬・鋼材・ボーキサイト)の管理」「期間限定イベント」で構成されています。初期の頃は単なるクリック連打のシンプルなシステムでしたが、マップ上での戦闘シミュレーションや夜戦・航空戦・連合艦隊戦などが次第に追加され、提督の戦略性が試されるゲーム性へと進化しました。さらに艦娘同士の好感度育成や装備改修、艦隊司令部施設の設置といった要素も実装され、継続的に楽しめる長寿コンテンツとなっています。

また、2015年にはスマートフォンアプリ版「艦これ改」(任天堂Wii U版含む)、同年秋よりアーケードゲーム「艦これアーケード」が展開され、原作ブラウザゲームを補完する形でプラットフォームを拡大。さらにコミック化・小説化・アニメ化(2015年・2019年と2期放送)も行われ、ゲーム外のメディアミックスも活発に実施されています。公式イベント「艦これオンリー同人誌即売会」や「砲雷撃戦!よーい!」「KanColle鎮守府全国巡業」など、全国各地でファン交流の場が定期的に設けられるなど、国内外で根強い支持を受けています。

このように、艦これは「艦娘」という擬人化キャラクターを用いたコレクション性、戦略性のある海域攻略、多彩なメディア展開、そしてユーザー同士のコミュニティ形成を重視したサービス運営が特徴です。運営開始から10年以上を経てもなおアップデートを続ける長寿オンラインゲームとして、日本のソーシャルゲーム史において特異な存在感を放っています。

<艦これの主な特徴(一部抜粋)> 1. 艦娘の多彩な擬人化デザイン – 各艦船を擬人化したキャラクターが300隻以上登場。イラストレーターも多数参加。 2. 資源管理と艦隊運用の戦略性 – 燃料・弾薬・鋼材・ボーキサイトのバランス管理、遠征選択、編成コスト調整など。 3. 海域マップと戦闘フェイズ – 昼戦・夜戦・航空戦・触接・基地航空隊など、多段階の戦闘システムを搭載。 4. 定期・期間限定イベント – 春・夏・秋・冬のイベントマップが開催。新艦娘や新装備が報酬。 5. 装備改修・改造システム – 艦娘のレベル到達で改造可能、装備の近代化改修や開発で性能向上。 6. メディアミックス展開 – アニメ化(2015年・2019年)、コミック・小説・アーケードゲーム・スマホアプリなど多角的に展開。 7. ユーザーコミュニティの活性化 – オンリーイベント、公式生放送、SNS連動企画によるファン同士の交流。

<参考文献・URL(一部)> 1. 公式サイト(ブラウザ版) https://www.dmm.com/netgame_s/kancolle/ 2. Wikipedia(艦隊これくしょん -艦これ-) https://ja.wikipedia.org/wiki/艦隊これくしょん_-艦これ- 3. KADOKAWA ゲーム情報ポータル https://games.kadokawa.co.jp/kancolle/ 4. 艦これアーケード 公式サイト https://kancolle-a.sega.jp/ 5. アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」公式 http://kancolle-anime.jp/ 6. 提督広報部(公式Twitter) https://twitter.com/KanColle_STAFF

投稿者 wlbhiro

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