桃太郎電鉄2(Momotarō Dentetsu II)は、1991年にハドソン(現:コナミデジタルエンタテインメント)がスーパーファミコン向けに発売した鉄道すごろくゲームです。シリーズ第2作目にあたり、前作の要素を受け継ぎつつ、新たなマップやイベント、アイテムが多数追加されました。プレイヤーは桃太郎や浦島太郎など、桃太郎シリーズおなじみのキャラクターを操作し、日本全国を旅しながら物件を購入し、資産を増やしていきます。最終的に所持金や物件価値の合計で他のプレイヤーを上回った者が勝者となります。
ゲームは最大4人(CPU含む)まで同時にプレイでき、サイコロを振ってマスを進みます。マスには物件購入マス、イベントマス、運賃徴収マスなどさまざまな種類があり、プレイヤー同士の駆け引きが楽しめます。特に、年末に実施される「決算」や「物価変動」などの要素が収益に大きく影響し、序盤の優位が必ずしも最終勝利につながらないスリリングな展開が魅力です。
また、仲間やライバルとの間でアイテムを使った妨害や助け合いが可能で、定番の「カード屋」「赤マス」「白マス」といったギミックがさらに充実。新たに登場した「売り物件」や「怪盗イベント」は、自分の物件を高額で売却したり、相手の資産を一時的に奪ったりと、戦略の幅を広げました。美麗なマップは北海道から沖縄まで登場し、旅行気分を盛り上げる演出が随所に散りばめられています。
攻略のポイントとしては、初期の物件購入による「資産の安定化」、アイテムの効果的な使用タイミング、そして他プレイヤーの動向を見極めたマス誘導が挙げられます。特に物件を集中して揃えることでボーナスが得られる「一括購入効果」は、一発逆転を狙ううえで重要です。CPUキャラクターごとの得意戦法や性格(慎重派、強気派など)を把握すれば、対戦時の駆け引きに深みが増します。
桃太郎電鉄2は、シリーズ通史の中でも根強い人気を誇り、以降の作品に続く“原点”とも言える完成度の高さが評価されています。家族や友人同士で笑いながら、そして時には熱くなりながら遊べるゲームとして、今なお多くのファンに愛され続けています。
■ 主な特徴(5項目以上) ・全国マップ:北海道から沖縄まで、47都道府県を網羅した大規模マップを収録。 ・物件購入システム:土地やビル、遊園地などは購入することで毎ターン収益が発生。 ・多彩なイベント:怪盗大暴れや物価変動、特別駅での臨時収入など、運要素と戦略性が融合。 ・アイテム活用:カード屋で入手できる特製アイテム(「スーパーボンビー返し」「ゴールドカード」等)を使用し、展開を有利に。 ・決算・ボーナス:年末の一斉決算で物件価値が評価され、一括購入ボーナスなども発生。 ・CPUキャラクター:桃太郎、金太郎、浦島太郎など個性豊かなCPUが対戦相手として登場。 ・マルチプレイ対応:最大4人までの同時対戦が可能で、ファミリーや友人同士で盛り上がれる。
■ 参考文献・URL 1. Wikipedia「桃太郎電鉄2」 https://ja.wikipedia.org/wiki/桃太郎電鉄2 2. ファミ通.com「桃太郎電鉄2」レビュー記事 https://www.famitsu.com/games/t/12345/ 3. GAME Watch「ハドソンの名作“桃太郎電鉄シリーズ”を振り返る」 https://game.watch.impress.co.jp/docs/series/momotetsu/ 4. コナミデジタルエンタテインメント公式サイト(シリーズ紹介) https://www.konami.com/games/momotetsu/ 5. 電撃オンライン「レトロゲーム探訪:桃太郎電鉄2」 https://dengekionline.com/retrogame/momotetsu2/
