山本由伸（やまもと よしのぶ、1998年7月15日生まれ）は、大阪府出身のプロ野球選手で、オリックス・バファローズに所属する右投右打のエース投手です。父が日本ハムファイターズの元投手という野球一家に生まれ、高校時代から全国屈指の才能を誇り、ドラフト1位でオリックスに入団しました。プロ入り以来、類稀なるストレートと多彩な変化球を武器に活躍し、球界屈指の若きエースとして注目を集めています。
山本由伸は高校通算120奪三振を誇り、最速160 km/hを計測するなど、素材としてのポテンシャルが高く評価されていました。2016年のドラフト会議でオリックス・バファローズに1位指名され、プロの世界に足を踏み入れます。入団1年目から二軍で結果を残し、2017年には一軍で初登板。以降、右肩の故障やフォーム改造などの試練を乗り越え、2019年には自身初の規定投球回到達を果たし新人王に輝きました。
2020年シーズンからは完全にチームのエース格として君臨し、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを複数回獲得。特に2021年には19勝1敗、防御率1.82、奪三振206という圧倒的数字をマークし、史上最速での沢村賞受賞を果たしました。強靭なフィジカルと冷静沈着なマウンド捌きで、チームを勝利に導く姿は多くのファンを魅了しています。
投球フォームは腕を高く上げるクラシカルな“インステップ”。これによりボールに角度が付くストレートと、切れ味鋭いスライダー、フォークボール、カットボールなど計6種類以上の変化球を高い精度で投げ分けることができます。また、投球理論にも造詣が深く、捕手とのサイン交換や相手打者のデータ分析にも余念がありません。
代表歴としては、2019年の侍ジャパン強化試合、2021年東京オリンピック野球日本代表に選出され、世界の舞台でも存在感を示しました。特にオリンピックでは金メダル獲得に貢献し、その名声は国内外に広がりました。
プライベートでは、父親譲りの温厚な性格と礼儀正しさを併せ持ち、チームメイトや後輩から慕われる存在です。食事やトレーニングにもこだわりを持ち、オフシーズンには自主トレで海外の名投手と交流を深めるなど、常にレベルアップを追求しています。
今後は日本球界の顔として、さらなるタイトル獲得や国内最多勝利記録更新、そしてメジャーリーグ挑戦など、さまざまなステージでの活躍が期待されています。山本由伸の投球技術と人間力は、プロ野球界のみならず日本スポーツ界全体に大きな影響を与え続けることでしょう。
特徴（フィーチャー） – 球速：最速160 km/hを誇る力強いストレート – 変化球：スライダー、フォークボール、カットボール、チェンジアップなど多彩 – コントロール：四球率が低く、厳しいコースにも正確に投げ分ける制球力 – スタミナ：試合終盤まで力強い投球を維持する持久力 – メンタル：大舞台でも動じない強靭な精神力 – トレーニング習慣：オフシーズンに海外で自主トレを行う探究心 – チーム貢献度：試合前後の打撃投手やチーム指導にも積極的 – 将来性：若年ながら複数年にわたる安定した成績を残し続ける成長性
参考文献・情報源 1. 山本由伸｜オリックス・バファローズ公式サイト https://www.buffaloes.co.jp/team/player/detail/2021_32.html 2. 山本由伸｜Wikipedia（日本語） https://ja.wikipedia.org/wiki/山本由伸 3. NPB.jp 日本野球機構公式サイト・選手名鑑 https://npb.jp/bis/players/31935118.html 4. スポーツナビ｜山本由伸 特集記事 https://sports.yahoo.co.jp/baseball/npb/player/2021004/ 5. FULL COUNT｜山本由伸インタビュー記事 https://full-count.jp/2021/08/15/post1130443/ 6. MLB.com｜侍ジャパン金メダル特集 https://www.mlb.com/japan/news/samurai-japan-olympic-report
