ミュージックステーション(Music Station)は、テレビ朝日系列で1986年10月3日から放送を開始した、日本を代表する音楽番組です。略称は「Mステ」。長年にわたり、最新のヒット曲から往年の名曲、洋楽アーティストの貴重な来日ライブまで幅広い音楽情報を毎週提供し続けています。放送当初は23時台の深夜枠でしたが、以降、放送時間帯や放送曜日を何度も変更。2000年代以降は20時台のゴールデンタイムに定着し、多くの視聴者にとって金曜日夜のお楽しみとして定着しました。番組MCは1987年4月からタモリ(森田一義)が務め、その軽妙なトークと鋭いツッコミが番組の大きな魅力となりました。タモリ卒業後はアーティストやタレントが週替わりでMCを担当しています。
番組の最大の特徴は「生放送」であることです。スタジオに設置されたステージから、アーティストがリアルタイムでパフォーマンスを披露。観客の歓声やMCとのやり取りを交えつつ、まさに「今、この瞬間」の音楽シーンを伝えます。セットデザインは四方をLEDや大型スクリーンで囲み、演出に応じて多彩に映像演出が切り替わるのも見どころです。また、放送中に最新の音楽チャート情報を紹介する「Mカウントダウン」コーナーを設け、当日発表されたシングルチャートの順位や売上動向などをいち早く伝えています。
定例放送だけでなく、年末年始やゴールデンウィーク、夏の大型連休などには「特番」として4時間を超える拡大版を編成し、スペシャルステージやアーティスト同士のコラボレーション企画、誰もが知るヒット曲を一挙に振り返る「Mステベストヒットソング」などを放送。過去には海外アーティストの来日ステージや、視聴者投票による「生年月日順ランキング」などユニークな企画も多数おこなわれています。
番組は放送開始から30年以上が経過し、これまでに出演したアーティストは延べ数千組にのぼります。新人アーティストのデビュー機会としても重要視されており、「Mステ出演=大ブレイク」という図式が成立することも少なくありません。SNSの普及以降は映像や音声の一部が番組公式アカウントで配信されるようになり、リアルタイムでの拡散力も高まっています。テレビの前だけでなく、ネット視聴やアーカイブ配信によって若い世代にも支持を拡大しています。
以下にミュージックステーションの主な特徴をまとめます。
【ミュージックステーションの主な特徴】 1. 生放送ライブパフォーマンス 2. 番組独自の「Mカウントダウン」チャートコーナー 3. タモリをはじめとするMCのトーク演出 4. ゴールデンタイム放送と拡大スペシャルの組み合わせ 5. 国内外アーティストの幅広いラインナップ 6. ハイビジョン対応の豪華ステージ演出 7. 新人アーティストの“登竜門”的存在 8. SNSとの連動によるリアルタイム配信
参考文献・参考サイト(日本語) 1. テレビ朝日|ミュージックステーション 公式サイト https://www.tv-asahi.co.jp/music/ 2. Wikipedia|ミュージックステーション https://ja.wikipedia.org/wiki/ミュージックステーション 3. ORICON NEWS|ミュージックステーション特集 https://www.oricon.co.jp/music/special/ 4. 音楽ナタリー|ミュージックステーション出演者一覧 https://natalie.mu/music/feature/462 5. Billboard JAPAN|ミュージックステーション チャート情報 https://www.billboard-japan.com/category/special/ms 6. 音楽情報サイト BARKS|Mステ最新情報 https://www.barks.jp/mnews/?do=mstation 7. CINRA.NET|ミュージックステーション 歴史と影響 https://www.cinra.net/media/ms01
