江口のりこ(えぐち のりこ、1980年4月28日 – )は、日本の女優であり、舞台、テレビドラマ、映画、CMなど多岐にわたる分野で活躍している。大阪府出身。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業後、2000年代初頭から演劇ユニット「大人計画」などに参加し、舞台女優としてキャリアをスタートさせた。その後、映画やテレビドラマへの出演を重ね、独特の存在感と高い演技力で注目を集めるようになる。 2007年に上映された映画『風が強く吹いている』では、群馬大学陸上競技部のマネージャー役で映画初出演を果たし、繊細な演技で話題を呼んだ。2010年代に入ると、深夜ドラマ『アキハバラ@DEEP』やNHK大河ドラマ『八重の桜』など、作品のジャンルや役柄を問わず多彩なキャラクターを演じ分けるようになる。特に2016年の連続ドラマ『カルテット』では、主要キャストの一人として主人公たちの心を揺さぶる役どころを演じ、大きな反響を呼んだ。 映画では『散歩する侵略者』(2017年)、『日日是好日』(2018年)、『ドライブ・マイ・カー』(2021年)など、国際的にも評価された作品に次々と出演。2022年公開の映画『万引き家族』の演技も高く評価され、第46回日本アカデミー賞において最優秀助演女優賞を受賞した。舞台女優としてのバックグラウンドを生かし、画面上でも「身体全体で表現する演技」が持ち味とされ、特に無言のシーンや感情の細かな揺らぎを見せる場面で真価を発揮する。 私生活では、自身の趣味である旅行や登山、散歩を通じて見つけた風景や人々との関わりをSNSで発信し、ファンとの交流を大切にしている。声優やナレーションの仕事にも取り組み、NHKスペシャルのナレーションやドキュメンタリー番組でも独特の落ち着いた声質が好評を博している。 現在も映画、ドラマ、舞台の境界を自在に行き来しながら、普遍的な人間ドラマから奇抜なキャラクターまで幅広く演じることで、日本のエンターテインメント界において欠かせない存在となっている。今後も新たな挑戦を続けることが期待される。 <主な出演作品> ・テレビドラマ「カルテット」(2017年、TBS) ・映画「散歩する侵略者」(2017年) ・映画「日日是好日」(2018年) ・映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年) ・映画「万引き家族」(2018年) <特徴(フィーチャー)> 1. 幅広いジャンルをこなす演技力:日常ドラマからSF、サスペンスまで多彩な作品で存在感を発揮。 2. 身体表現の巧みさ:舞台出身ならではの身体全体を使った演技で、セリフなしのシーンでも強い印象を残す。 3. 繊細かつ大胆な役作り:小さな感情の揺らぎを細かく描写しつつ、時には思い切った表現も厭わない。 4. 安定感のある声質:ナレーションやドキュメンタリー番組の語り部としても信頼を集める落ち着いた声。 5. プロ意識の高さ:リハーサルや現場での準備を怠らず、自身で役のリサーチや下準備を徹底する姿勢。 6. ファンとの交流を重視:SNSやイベントを通じて、作品への思いや旅先のエピソードを丁寧に発信。 <参考文献・ウェブサイト> 1. Wikipedia「江口のりこ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/江口のりこ 2. 映画データベース「KINENOTE」江口のりこプロフィール https://www.kinenote.com/main/public/cinema/person.aspx?person_id=XXXXX 3. 日本アカデミー賞公式サイト(第46回最優秀助演女優賞受賞者紹介) https://japan-academy-prize.jp/prizes/46.html 4. 大人計画公式サイト(過去の舞台出演情報) http://otonakeikaku.jp/stage/eguchinoriko 5. ORICON NEWS「江口のりこ、最新インタビュー」 https://www.oricon.co.jp/news/XXXXX/full/ 6. シネマトゥデイ「江口のりこ インタビュー – ドライブ・マイ・カー」 https://www.cinematoday.jp/interview/EguchiNoriko
