メダリスト（MEDALIST）は、主にコンタクトレンズメーカーであるボシュロム（Bausch & Lomb）が展開する高機能ワンデータイプの使い捨てコンタクトレンズシリーズです。日本国内では「メダリスト ワンデープラス」や「メダリスト トーリック」など複数のラインナップがあり、クリアな視界と高い装用感を兼ね備えた製品として多くのユーザーに支持されています。
メダリストシリーズは「酸素透過性」「薄さ」「保湿性」「UVカット」「乱視矯正」など、レンズ素材や設計面で多彩な技術が集約されており、以下のような特徴があります。
まず酸素透過性について、メダリストはたとえばDk/t（酸素透過係数）が100以上と非常に高い数値を実現し、角膜呼吸を阻害しにくいレンズ設計となっています。その結果、長時間の装用でも目の乾きや疲れが軽減され、ハードコンタクトレンズ並みのクリアな見え方を維持しやすくなります。
薄型設計も大きなポイントです。レンズ中心部の厚みが平均0.07mm前後と極めて薄く仕上げられており、まるで装着していないかのような装用感を実現しています。薄いゆえに涙液の循環がスムーズに行われ、涙に含まれる栄養分が角膜に届きやすくなるため、目の健康維持にも寄与します。
保湿性においては、レンズ素材に含まれる親水性ポリマーが涙をレンズ内に引き寄せ、長時間にわたってレンズ表面のうるおいをキープします。これにより、パソコン作業やスマートフォン操作が多い現代人のドライアイ予防にも効果的です。
さらに、メダリストシリーズにはUVカット機能を備えた製品があり、紫外線A波（UVA）および紫外線B波（UVB）の一部をカットすることで、目の紫外線ダメージを軽減します。ただし、瞳孔やまぶたから入る紫外線は完全に防げないため、日常的にはサングラスや帽子の併用をおすすめします。
乱視用モデル「メダリスト トーリック」は、独自のレンズバックカーブ設計により、瞬きやまばたきによるレンズの回転を抑制し、クリアで安定した視力を提供します。円柱度数や軸度も豊富にそろっているため、幅広い乱視度数に対応可能です。
総じてメダリストは、初めてのコンタクトレンズ装用者から長年の愛用者まで、快適な視生活をサポートするシリーズとしておすすめできる製品です。以下に主な特徴をまとめます。
【メダリストの主な特徴】 1. 高い酸素透過性（Dk/t ≧100）で角膜をしっかり呼吸させる 2. 超薄型レンズ（中心部0.07mm前後）による快適な装用感 3. 優れた保湿性で長時間うるおいキープ 4. UVカット機能搭載で瞳への紫外線ダメージ軽減 5. 乱視矯正モデル（トーリック）の安定デザイン 6. 広い度数・カーブ・乱視軸度のラインナップ
【参考文献・サイト】 1. ボシュロム メダリスト ワンデープラス（公式） https://www.bausch.co.jp/lenses/oneday/medalist-one-day-plus 2. メダリスト トーリック（公式） https://www.bausch.co.jp/lenses/oneday/medalist-toric 3. 日本コンタクトレンズ学会「ソフトコンタクトレンズの酸素透過性について」 https://www.jcla.gr.jp/publication/oxygen-transmission 4. オールアイズ「メダリスト ワンデープラスの口コミ・評判」 https://all-eyes.jp/lens/medalist-one-day-plus/review 5. コンタクトQ&A「乱視用コンタクトレンズ（トーリック）の選び方」 https://contact-qa.com/tips/toric-lens-guide
以上がメダリストシリーズの概要と特徴および参考文献の一覧です。ぜひご自身のライフスタイルや目の状態に合わせて、最適なレンズをお選びください。
