新日本プロレス(しんにほんプロレス、New Japan Pro-Wrestling、略称:NJPW)は、1972年1月13日に元プロレスラーのアントニオ猪木が創立した日本のプロレス団体です。以来、半世紀近くにわたり、国内外で「ストロングスタイル」と呼ばれる打撃技や投げ技を多用する格闘色の強い試合運びを特徴とし、世界的に高い評価を得ています。年始最大興行「Wrestle Kingdom(レッスルキングダム)」を東京ドームで開催し、興行動員数や興行収益でも日本のプロレス界を牽引しています。

創立当初から日本テレビ系列での中継を獲得し、テレビ放映を通じて国民的な知名度を築きました。1980年代には猪木vs.アニマル浜口、ジャイアント馬場との一騎打ちなど、時代を象徴するスター対決が話題を呼び、新日本プロレスは国内プロレス界のトップブランドとしての地位を不動のものにしました。1990年代以降、UWFインターやWARなど新たな団体との興行提携を経て、2000年代に入ると、米国のWWF(現WWE)やメキシコのCMLL、さらに近年は米AEWなどとの選手交流・協力関係を構築。グローバルな舞台へと展開しています。

リング内では「IWGP(International Wrestling Grand Prix)ヘビー級選手権」をはじめとする複数のタイトルが設置されており、特にIWGPヘビー級王座は団体のフラッグシップとして、その権威を保持し続けています。若手育成のための「新日本プロレス・ドミニオン」や「G1クライマックス」などのトーナメント戦が定期的に開催され、選手たちはここでの勝敗によりキャリアの浮沈をかけ、しのぎを削ります。

また、インターネット配信サービス「NJPW World」を2007年から開始。日本国内のみならず世界中のプロレスファンに向け、興行全編のライブ配信やオンデマンド視聴を提供し、欧米・アジアなど海外顧客の獲得に成功しています。近年は女子選手を育成する「STARDOM」との協力や、アメリカ市場への進出イベント「NJPW STRONG」も展開。団体規模、興行回数、選手数いずれも国内最大級を誇り、伝統と革新を融合させた運営が高く評価されています。

教育面では、1970年代に発足した「新日本プロレス道場」を母体に、現在も新人選手の採用試験や“基礎から鍛える”トレーニングを継続。格闘技としての本格的技術研磨だけでなく、礼儀作法やマイクパフォーマンス指導まで網羅し、一流レスラーの育成に取り組んでいます。

総じて新日本プロレスは、「伝統的な強さを追求しつつも、世界との交流や新規メディアへの適応を積極的に推進する」ことで、常に日本プロレス界の最前線を走り続ける団体と言えます。

【主な特徴(5項目以上)】 1. ストロングスタイル:打撃・投げ技を重視し、“リアルファイト”に近い試合展開を追求 2. IWGPヘビー級選手権:団体最高峰のベルトとして、長年の伝統と権威を保持 3. 年始祭典「Wrestle Kingdom」:東京ドームで毎年1月4日に開催される国内最大規模のプロレス興行 4. G1クライマックス:夏季開催の総当りリーグ戦トーナメント。勝者には頂点に立つ栄誉と次期ヘビー級王座挑戦権 5. NJPW World:世界中で視聴可能な公式動画配信サービス。ライブ中継や過去映像を網羅 6. グローバル提携:米AEW、CMLL、ROHなどと選手交換を実施し、国際的な興行を展開 7. ドミニオン/ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア:中堅・ジュニアヘビー級選手の活躍機会を創出

【参考文献・URL】 1. 新日本プロレス公式サイト https://www.njpw.co.jp/ 2. Wikipedia「新日本プロレス」 https://ja.wikipedia.org/wiki/新日本プロレス 3. NJPW World(動画配信サービス) https://njpwworld.com/ 4. G1クライマックス公式ページ(新日本プロレス内) https://www.njpw.co.jp/tornament/1282 5. Tokyo Sports「新日本プロレス関連記事一覧」 https://www.tokyo-sports.co.jp/prores/njpw/ 6. Sports Illustrated Japan「新日本プロレスの歩み」 https://www.si-japan.jp/sports/210927_njpw-history 7. バトル・ニュース「新日本プロレス速報」 https://battle-news.com/category/njpw/

投稿者 wlbhiro

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