東海テレビ放送株式会社(通称:東海テレビ)は、愛知県名古屋市に本社を置く民間テレビ局で、フジテレビ系列(FNN/FNS)の中京エリア局として1958年に開局しました。中京広域圏(愛知県、岐阜県、三重県)のほか、静岡県東部や長野県南部でも視聴可能な放送ネットワークを有し、ローカルニュースや情報番組、バラエティ、ドラマ制作など多彩な番組を自社制作で発信しています。企業スローガン「地域とともに、未来をつなぐ」を掲げ、地域密着型の報道・情報サービスや文化振興、災害時の緊急放送など社会的役割を果たしています。
社史をひもとくと、1958年11月1日に「中部日本放送」(現CBC)に次ぐ東海地区第2の民放テレビとして開局し、1970年代からはカラーテレビ完全移行の先鞭をつけるとともに、ワイドショーやローカルワイドニュース、ドキュメンタリー番組の拡充を図りました。1980年代以降は地上デジタル放送への移行、ハイビジョン制作の推進、インターネット中継の開始など技術革新を積極的に採り入れ、2011年7月24日にアナログ放送を終了して完全デジタル化を達成しました。
番組面では、地域ニュースを深掘りする「ニュースOne」、生活情報を伝える「スイッチ!」、地元企業や文化人を取り上げる「ドデスカ!」など朝〜夜にわたる看板情報番組に加えて、全国ネットのフジテレビ制作ドラマやバラエティのローカル枠も担当。さらに、高校野球東海大会や、プロ野球・中日ドラゴンズ戦の中継、地域商業イベントのライブ中継など、スポーツ・文化行事にも幅広く対応しています。
企業体制としては、親会社のフジ・メディア・ホールディングス(株)が株式の大部分を保有し、地域経済団体や金融機関、市民団体も株主として参画。CSR活動の一環で「東海テレビふるさと基金」を設け、災害支援や文化・スポーツ振興、子ども・高齢者支援に向けた助成・寄付事業を展開しています。また社屋は名古屋市中村区太閤一丁目に位置し、最新の放送・編集設備を備えたスタジオ群を有しています。
デジタル時代においては、自社公式ウェブサイトやYouTube公式チャンネル、SNS(Twitter、Facebook、Instagram)を通じた動画配信・情報発信も強化。過去の名作ドラマの見逃し配信や地域ニュースのオンデマンド提供、スマートフォンアプリ「東海テレビ+」によるプッシュ通知での速報配信など、マルチプラットフォームによる視聴サービスを整備しています。今後も最新技術の導入と地域連携を両輪に、視聴者ニーズに即応する放送局としての役割を果たしていくことを目指しています。
主な特徴 1. フジテレビ系列(FNN/FNS)加盟局として、全国ネット番組と地方自社制作番組を両立 2. 中京エリア(愛知・岐阜・三重)を中心に静岡東部や長野南部まで広がる放送エリア 3. 「ニュースOne」「ドデスカ!」「スイッチ!」など、地域密着ワイド番組が看板 4. 地上デジタル完全移行(2011年)後、ハイビジョン・インターネット配信を積極導入 5. 社会貢献活動「東海テレビふるさと基金」を通じ、災害支援や文化振興を継続 6. 名古屋市中村区に最新鋭のスタジオ・編集室を構え、ドラマ制作・ライブ中継に対応
参考文献 1. 東海テレビ放送株式会社 公式サイト https://www.tokai-tv.com/ 2. 東海テレビ放送 – Wikipedia(日本語版) https://ja.wikipedia.org/wiki/東海テレビ放送 3. フジ・メディア・ホールディングス 企業情報 https://www.fujimediahd.co.jp/company/group/tokai_tv.html 4. 東海テレビ デジタル放送移行に関するお知らせ https://www.tokai-tv.com/topics/20110701.html 5. 東海テレビ「東海テレビふるさと基金」活動報告 https://www.tokai-tv.com/furusato/activities.html 6. TOKAI TELEVISION YouTube公式チャンネル https://www.youtube.com/user/tokaitv
